ブイヤベースという料理は、世界三大スープの一つで、「ブイヤベース憲章」も存在するほどで、南フランスのプロバンス地方マルセイユ発祥の確立されたフランス料理です。
でも、実際にブイヤベースを注文して出される料理は、お店によって、多種多様で、かなり料理に幅があります。
「ブイヤベース憲章」によりますと本来はスープなのですが、一般的にブイヤベースと呼ばれる料理には、魚介類が入っているものや、憲章では入れることが禁じられている食材が入っているものもあります。
それで、ブイヤベースと呼べる範囲内で、ある程度、基本を押さえ、初心者向けに日本の家庭でも超簡単につくれるブイヤベースのレシピを考えました。
我流Myブイヤベースのレシピ。
押さえておきたいブイヤベースの5つの基本。
まず、ブイヤベースとして、わたしが押さえた基本は五つです。
1.鯛、ヒラメ、タコ以外の魚介類を入れる。
2.トマトを入れる。(缶の場合は必ずホールをつかう(おススメはカゴメ))
3.できればパスティス(ハーブリキュール)を入れる。
4.エシャロットの代わりに玉ねぎを使う。
5.魚介類を炒める。
ハーブリキュール「 パスティス 」。
パスティスを存知の方は、かなりの酒通か食通です。
でも、ご存知の方は少ないと思いますので、少し説明します。
本場、フランスでブイヤベースを注文すると、必ず、ハーブのリキュールの「 パスティス 」が入っています。
フランスのマルセイユの地元では、パスティスの入っていないブイヤベースは、「ブイヤベースではない」そうです。
もし、近所のお店で、このリキュール酒を売っていたら、そこは都会だと思います。
種類はいろいろありますが、わたしは、ネット通販でリカール(RICARD)を入手しました。
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ご家庭でできる、我流Myブイヤベースのレシピ。
材料(4人分)
魚貝類・・・鯛、ヒラメ、タコ以外。無ければ(冷凍シーフードミックス)4人分
ニンニク・・1片
玉ねぎ・・・中1個
ニンジン・・中1本
セロリ・・・1束
パスティス・50cc(なければ白ワインまたは日本酒)
トマト・・・150g(トマトホール缶400ccでも可)
フュメドポワソン(顆粒)・・適量(魚介出汁)かつおだしでも可
水・オリーブ油・塩・コショウ・・適量
以下があればなお良い(無くても可)
ハーブミックス・・・適量(エルブドプロバンス等)
バゲット・・・4人分(フランスパンまたは食パン等)
アイオリ・・・適量(ニンニクマヨネーズでも可)
ルイユ・・・適量(アイオリにカイエンペッパーを混ぜたものでも可)
サフラン・・日本では高価なため使いません。(余裕のある方はぜひ使ってください。)
調理方法。
下準備。
魚介類は、腹出し、鱗取り、背ワタ処理、砂出し等の下処理をします。
トマトは湯むきして潰し、その他の野菜はみじん切りにします。
つくりかた。
1.鍋にオリーブ油を熱し、トマト以外の野菜をニンニクから順に入れ炒めます。
2.1.がしんなりしたら、魚貝類とパスティスを順に入れ塩コショウし、よく炒めます。
3.魚貝類の表面の色が変わってきたら、具材がかぶるくらいの水・トマト・出汁・ハーブを加えます。
4.沸騰させてあくを取り、弱火で30分煮込んで味を見て、塩コショウで調整してMyブイヤベースの完成です。
器に盛って、アイオリ・ルイユを塗ったバゲットを浸していただければ、パーフェクトですが、なくてもじゅうぶんです。
ぜひ一度、お・た・め・し・あ・れっ!!!