庭に白樺の木がありますか?
白樺って、いいですよね。清涼感にあふれいています。
ではぜひ注意してください。白樺はカミキリムシの格好のターゲットです。
特に、枯れかけた白樺が好みのようです。
なので、そのまま、放っておくと必ず枯れます。
どうして枯れるのかと申しますと、その原因は、カミキリムシの幼虫です。
今日のタイトルは、
白樺はカミキリムシに注意!
ですが、正確にはカミキリムシの幼虫に注意です。
カミキリムシの幼虫を鉄砲虫と言います。
「カミキリムシの幼虫」なのに、どうして「テッポウムシ」と言うのでしょうか。
鉄砲の形を想像してください。
鉄砲は弾が発射される部分が空洞に、つまり筒状になっていますね。
カミキリムシの卵は孵化すると、その幼虫は白樺の幹を食べながら、幹の中心部へ侵入します。
そして、幹の中心部を食べ、上下に穴を掘り進めながら成長します。
幹に出来る穴の直径は、1cmほどになります。
そうです。
この時に幹の中心部に出来る幹の穴の形状が、鉄砲の筒に似ていることから、カミキリムシの幼虫を「鉄砲虫」と言います。
もしも、白樺の幹を見渡して、穴が空いていたり、おがくずのようなものが吹き出していたら、鉄砲虫のいる可能性大です。
即刻、始末しましょう。
鉄砲虫の退治の仕方
鉄砲虫の退治の仕方は、簡単です。
必要なものは、針金と鉄砲虫専用殺虫剤とカルスメイトなどの樹木保護剤です。
まず、怪しい部分から、針金を奥に突き当たるまで、グイグイ入れます。
もしも穴の中に鉄砲虫がいれば、針金が突き刺さって、それ以上食害されるのを防げます。
でも、感触ではよくわからないので、穴にノズルを差し込んで、専用殺虫剤を噴射します。
最後に、カルスメイトなどの樹木保護剤で、穴を完全に塞いで完了です。
カミキリムシの産卵は、成虫が飛び回る、6月〜8月です。
自宅の白樺も、カミキリムシの成虫を見かけるたびに駆除していたのですが、一般的には根元付近に産卵するので、幹の上のほうは油断していました。
冬になって、白樺の葉が全て落葉して、幹がよく見えるようになって、幹の上の方に1cmほどの穴が空いているのを発見しました。
幹のその部分は、中が完全に空洞で、枯れていました。
今年も、まもなくカミキリムシの飛び回るシーズンがやってきます。
今年は、白樺の幹の上の方もカミキリムシの成虫によく注意して、守ってやりたいと思います〜
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