ソーシャルではありませんよ。
スローシャルです。
世界では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)がどんどん普及しています。
そして、スマートホンやタブレットも驚く勢いで普及しています。
これらの普及によって、同じ趣味の顔もわからない他人同士が、知り合いになって、友だちになって、つながっていきます。
さらに、携帯端末のアクセススピードやアクセスエリアは飛躍的に向上し続けています。
いまや、圏外エリアを見つけるほうが難しいです。
たいていの、喫茶店、コンビニ、百貨店などの店舗で、当たり前のように、ネットを利用できる時代です。
今、誰が、どこで、どうした、何を見た、聞いた、思った、感じた・・・
という情報が、手元の端末に、次から次へと、どんどんせわしなく入ってきます。
ゆっくりしたい、と思っていても、その着信のタイミングは、こちらの今の状況を全く考慮しません。
只今、お取り込み真っ最中!なのに、おかまいナシに、電話が鳴った、という経験がありませんか。
実は、近所の喫茶店が、ゆっくり時が流れて、スローシャル
私の住んでいる近所に昔からある喫茶店は、今もWi-Fi が飛んでいません。
当然、店内でパソコンを広げて仕事をしているお客様はいらっしゃいません。
でも、これは、「流行に遅れている」とは言えなくなりそうです。
海外では、店内のWi-Fi を利用できないように、Wi-Fi無線ルータを撤去したスロ-シャルな、ゆっくり時間が流れるカフェが誕生しているからです。
どうして、Wi-Fiを撤去してしまったのでしょうか。
無線ルータを撤去した理由
カフェは仕事場ではなく、コーヒーを楽しむ場所なのだから、という理由です。
カフェへ来たら、携帯端末も電源を切って、ネットに接続された環境から解放されてほしい。
コーヒーの香りと味、仲間とのリアルな会話の時間をゆっくり楽しんでほしい。
というのが、撤去した理由のようです。
あるサイトは、スローシャルについて、つぎのように紹介しています。
しばらくの間、接続を切る。
スマートフォンやタブレットはしまっておく。
そしてコーヒーがゆっくりとドリップされる音に耳を傾けながら友人との会話を楽しむ。これが『スローシャル(Slowcial)』です。
とにかくゆっくり(スロー)、そしてより良く、上質な時間。
今後、年が経つにつれて、消費者達はこういった体験をより望むようになるでしょう。
そうです。
スローシャルとは、ネットに接続された環境から出て、じっくり、ゆっくり上質な時間をリアルに体験することです。
ネットがあれば、リアルに手に取らずに入手できる世の中です。
でも、実際に送られてきたものを見て、残念に思うこともあります。
たまには私も、携帯端末の電源切って、近所のカフェで、のんびり、ゆっくり時間のスローシャルを楽しもうかな~