お料理は頻繁にされますか?
ブイヤベースは高級料理で初心者には難しいとお考えですか?
そんなことはありません。
なぜかともうしますと、ブイヤベース憲章はフランスに存在しますが、一般にブイヤベースといわれる料理は、この憲章を守ってはいないからです。
つまり、ブイヤベースという料理の作り方に、ルールはあって無いようなものだからです。
ブイヤベースを、日本語にしてみます。
bouillabaisse(bouil・la・baisse)フランス語
ブイ(bouil): 沸騰させる
ヤ(la) : それを
ベース(baisse) : 下げる
つまり、沸騰させたら冷ます料理です。
なんだそりゃ。
本当は違うブイヤベース
ですから本当のブイヤベースは、魚を短時間で沸騰させただけの、魚だけの旨みのみを絞り出しただけのスープなのです。
ちなみに、実際に、憲章では、エビ・貝・タコ・イカを入れることを禁じられています。
私たちが一般的に想像しているブイヤベースとは、かなり違うのではないでしょうか。
カレーライスがお店によって微妙に違うように、麻婆豆腐がお店によって微妙に違うように、ブイヤベースもお店によってさまざまです。
同じなのは、カレーであれば、「辛い」、麻婆豆腐であれば「豆腐が入っている」くらいでしょうか。
では、大雑把な、雰囲気というか、どうなったらブイヤベースと言ってもらえるでしょうか。
最小限のルールを作るとすれば、こうなるかもしれません。
「魚介類のトマト煮込み」
トマトには、昆布にも含まれている旨味成分の、グルタミン酸が豊富に含まれています。
なので、魚貝類をトマトで煮込んだだけでも、美味しいブイヤベースが出来上がります。
玉ねぎ・人参・セロリなどのお野菜を入れれば、なお一層美味しくなります。
どうでしょうか。
高級料理と思われがちなブイヤベースですが、とっても簡単でしょ。
いくらなんでも、もう少し、手を加えたいという方は、このブログで紹介している「超簡単!ブイヤベースのレシピ」をご覧くださいませ。
今夜の夕食のメニューにいかがでしょう。
おいしいブイヤベースで、楽しいお食事のひとときになりますように~